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「いぬ」のなやみ

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

どうも、このところ子供たちとうまく付き合えていないような気がする。

要は仕事がうまく回りきっていないのが原因だろうなあ。別に仕事にクレームが付いたりしているわけではないのだが、心身ともに過度の負担をかけて無理矢理まわしているような感じで、家に帰ってからのプライベートに余裕がない。

大暴れしたり理不尽な言動を取ったりというのが子供だとは分かっているのだけれども、それをドーンと受け止められていないなと思う。

小学生の頃、友人の家の犬と遊んだことがあった。僕がその犬の名前(ちなみに「エスくん」と言った。後にLサイズの大型犬に育つのだが)を呼ぶと尻尾を振って飛んでくるのに、友人の弟が呼んでも寄り付かない。

「あいつはいつも、尻尾を引っ張ったり頭を叩いたりしてイタズラするからだぜ」

と友人がアイスキャンディーをなめながら言っていたのを思い出す。

子供との接し方も、同じことだろうか……。

考えて見たら、このところ子供の名前を呼ぶときには、何か注意を与えるときばかりだ。何でこうなっちゃうんだろうなあ。かわいいという気持ちはあるのだが、それ以上に「まーた面倒なことやらかして……」という気持ちのほうが大きくなっている。

でも、それじゃあやはり、子供としては僕が何か口を開くたびに「自分にとって何かマイナスのことが言われる」と思ってしまうのだろう。

まずは気持ち的に(もちろん物理的にも)抱きしめてやること。しっかりと受け止めてやること。その上で「こらっ」と言うこと……だろうか。

はー、難しいなあ。いや、行為自体は単純なことなのだが、それをやるのが難しい。

なんだか仕事もたまってるし、疲れもたまってるし、あんまり家で疲れた顔をしていると、まわりも気を使うし、気を使われていることにも気を使うし。あああああ、いかん、言い訳ばかりだ。

体が動かなくなってるわけじゃないんだから、やれることをやれる範囲でやっていく。その結果は甘んじて受ける。それしかないよな。

(余談ですが)
「いぬ」つながりで、個人的にものすごくヒットしたCMをばひとつ……。

http://ch.yahoo.co.jp/shochiku/index.php?itemid=11

ラブラドールを使ったあたりがうまい。ドーベルマンとかじゃダメだもんなあ。

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記事を書いた人

いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

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