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社長語録

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

時間管理とモチベーション管理が下手くそなので、先週は地獄をみた。久々に「睡眠不足で頭が回らない。でも、この原稿を朝までに絶対に書かなければならないので、眠れない。でも睡眠不足で頭が回らず、書くにかけない」という状況に陥った。

目の前にチカチカ星が瞬く状態でPCをたたいて、何とか送信ボタンを押したが、その後2日ほど使い物にならず。特に原稿納品の当日などは、通勤電車で隣のおじさんにもたれて寝てしまい「こっち来んじゃねえ!ボケっ!」と怒られてしまった。あわわわ、す、すみません。

そんな日々の一幅の清涼剤となったのが、我が家の「社長」こと娘(たまに息子や妻)の言動だった。食堂においてある「連絡ノート」に書き留めていたネタ(かなり前のものも含むが)を一挙大放出することにする。

その1

社長「このタオル、なに?」
妻 「保育園で、沐浴の時に使ってたのよ」
社長「モクヨクって?」
妻 「プールのこと」
社長「へ〜、モーロクかあ〜」

……あと80年ぐらい待っていただけますでしょうか。

その2

叱られて、「もう、家出する!」と憤然と玄関を後にした社長。その後自転車置き場に数分間悄然とたたずんでいたのだが、意を決したらしく、ドアチャイムを押して帰ってきた。両親ともに笑いをこらえながら迎えたのだが、それがお気に召さなかったようで、逆切れ。

「K(社長のこと)、せっかく笑って帰ってこようと思ったのに!」

笑われちゃって予定が狂ったわけね。

その3

お次は係長(息子)の珍発言。

係長「ねえねえ、何で『ピス』チョコっていうの?」
やなチョコだなーと思いつつ、
妻 「『キ』ね、『キス』チョコ」
係長「……で、『チス』チョコがさあ」

語形変化せんでよろしいっ!

その4
(たしか一度書いたと思うが、再掲)

社長「お母さん、本棚のそこ見ちゃダメ!そこにはね、母の日の、ひ・み・つ・の!プレゼントが入ってるんだから!」

秘密ダダ漏れですがな。

その5

社長「小さいカエルと大きいカエルを比べると、どちらが大きいでしょう!」

……なにか、ものすごーいひっかけ問題なの?

その6

ベイブレードで兄と遊んでいて。

社長「どうして(ベイブレードが)Kの言うこと聞かないんだろ?」

聞かないから面白いんだってば。念力で動かそうとしないように。

その7

ヨーグルトにイチジクが入っていたのを発見して。

社長「ヨーグルトにゴーヤ入れた?」

な、なぜゆえゴーヤ?

その8
(これも確か再掲か?)

妻の背中を押してあげていた社長。将来何になるかと尋ねられて、「飼育係!」と答えていたが……。

妻 「Kちゃん、マッサージうまいもんねえ」
社長「うん」
妻 「マッサージもできる飼育係になれるねえ」
社長「K、心臓マッサージもできるから!」

せんでええっ!

その9

ティッシュが扇風機の風にあおられているのを見て

「あっ、ティッシュが体操してる!」

その10

ぬいぐるみに「高い高い」をしていた社長。

「高い高〜い!……はい、落ちたー」

落とすなよっ!

その11

公文のプリントを眺めながら

社長「K、これなんか難しそうだから、計算機使う〜」

ダメです。

その12

社長「お母さん、どうしてラジオ食べるの?」

それは「バジル」。

その13

妻「ジャムもすごく大きいビンで売ってるよね。バケツ……は大げさか。小さなタライ……」

さらに巨大化してますがな。

その14

社長「二段ベッドの中身はね、割りばしだからね……」

したり顔で大ウソつくんじゃありません。

その15

僕 「ヤドカリさんはね、体が大きくなると、かぶっている貝がらを、もっと大きなものに取り換えるんだよ」
社長「ああ、ザリガニみたいに?」
僕 「ヤドカリだっつーの!」

その16

牛乳パックに貼られたシールをご覧になった社長。

「あ、『一本万引き』って書いてあるよ」

……社長、それは「一割引き」と読むのです。

その17

社長「あのね、ロダンの『考えてる人』が……」

多い、1文字多いってば!

その18

社長 「苦肉の里」

やな場所だなー。

その19

社長「苦肉って、『若肉』って読むんでしょ」

似てるけど違います。

その20

係長「お父さん、僕たちもう、お払い箱だねえ」
社長「はい、お金食べなさい」
係長「それは、『お賽銭箱』っ!」

よ、よく気づいたな、息子よ。お父さん分かんなかったよ。

その21

新居には階段を引き出して登るロフトがあるのですが……

社長「あっ、そうか!屋根の上にあるから、屋根裏って言うんだ!」

何かひらめいたようですが、いろんな意味で間違ってると思います。

以上、あれこれ21連発でした。

Written by

記事を書いた人

いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

END