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体を裏切らない心を
一昨日、学生を自宅に招いてパーティーをした時、夕方ごろでしたかね、つまみが不足したなと思ったので炒め物を作ったのです。その時に手元が狂って、包丁で左手の人差し指の側面をスパッと切ってしまいました。
(生々しい話で恐縮ですが)表皮をそぎ落としたような状態で、そこそこ派手に出血したのですが、先ほど目覚めてみると、すでに傷口がふさがりつつあります。
年齢的に、教え子たちのような回復力はないはずなのですが、それでも「体」はいつでも全力なのだなあと、ふさがりかけた傷をなでながら、何だかいじらしくなってしまいました。
こんなに「体」は一生懸命なんだから、「心」がそれを裏切っちゃいけないなあ、と思います。いやまあ、そんなことを思うのは、私が実に意志の弱い人間で、しょっちゅう体に負担をかけているからなのですけれども。やらなくちゃいけない原稿書きを先延ばしにして、結局徹夜で書き上げる羽目になったり、とかですね。
昨日、新聞の広告でサッカー選手の長谷部誠さんの「心を整える。」を見て、何となく気になったので、午後に家族で書店に出かけた際に購入してきました。夕方から読み始めて、寝る前までに一気読みです。
もちろん「心を整える」部分もいろいろ参考になったのですが、プロサッカー選手の「体」に対するケアに感じ入りました。私もスポーツ選手ではありませんが、「体」あっての授業ですし、通訳・翻訳です。
体をいたわりつつ、心を少しずつ鍛えながら、淡々と、淡々と、日々を積み重ねて行きたいものです。