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アメリカ英語、イギリス英語

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

先日、「攻略!英語リスニング」の英文収録でのこと。

英文を作成して下さっているウッドワードさんは、イギリス英語もアメリカ英語もOKですが、どちらかと言えばグッとイギリス英語寄り。一方ナレーターのクリスさんはアメリカ人でキャロリンさんはカナダ人。

そんなわけで、たまーにクリスさんが「ああ、これはすごくイギリス英語的だねえ」ということがあって、しばらく英語談義になるんですけれど、そんなやり取りが先日もありました。

Come, I will show you something. (おいで、良いものを見せてあげるよ)

という文なんですが、そのComeの部分が、えらくイギリス英語的なんだそうです。アメリカ英語的には、Come hereとなるというお話でした。

あとは、hard bits, soft bits(固い部分、柔らかい部分)という言葉が出てきましたが、このbitsがイギリス英語的だそうですね。アメリカ英語なら、hard pieces, soft piecesというのだそうです。

私自身は日本生まれの日本育ちで、20代後半にイギリスに留学するまでコテコテのアメリカ英語で通してましたから、いまだにイギリス英語はちょっと縁遠いような気がします。

ところが、周りの人は私の英語はイギリス的だと言うのですね。

イギリスに留学していた時は「アメリカ人か?」と言われ、留学も半年を過ぎた頃にニューヨークの叔父と叔母を尋ねて行ったときは、バスディポのお兄さんに「ん〜、香港出身?」と言われましたし(英語がちょっとイギリス化していた?)、妻のオックスフォード大学事務局の上司(イギリス人)には、「日本人訛りって感じじゃないねえ。ポーランド?」と言われました。

「もう好きにしてください」って感じではありますが、いろんな種類の英語には興味があって、「攻略!英語リスニング」チームの皆さんとスタジオでお茶を飲みながら「アメリカ英語、イギリス英語」談義をするのは、なかなか楽しいひと時です。

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いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

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