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第7回 母親の1日

飯島小枝

小学校留学inニュージーランド

皆様こんにちは。前回は、子どもたちの1日の過ごし方をお伝えしましたが、今回は母親の私の1日をお伝えしたいと思います。
私は夜、子どもたちと夜9時には寝てしまうので、何かすることがある時は朝早く起きて活動を開始します。テンナインさんからいただく翻訳チェックのお仕事も、この時間に進めることが多いです。そして子どもたちが起きてくる7時に、朝ごはんと子どもたちのお弁当の準備を開始。ついでに洗濯機も回しておき、食卓を片付けて洗濯物を干し終わると登校時間です。
小学校へ送り届けた後、週に2,3回はその足で買い物に出かけます。日本と違い、食料品の買い物は大仕事です。スーパーに普通に並ぶ食品は、一つ一つのサイズが大きく、牛乳やアイスクリームは2リットル単位、卵は1トレイ30個入り、モーニングティーのスナックは10袋入り、といった具合。しかも私は、車の免許を持っていません。30分に1本のバスを使うこともありますが、買い物の行き帰りはもっぱら徒歩です!帰り道には背中にバックパックを背負い、さらに脇には大型のエコバックを抱えます。でも実は、普段運動しない私にとって、この徒歩での買い物は絶好のエクササイズ。おかげでNZでも健康そのものです。
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買い物に行かない日は、早朝にやり残した仕事の続きをしますが、時には、小学校で子どもたちを通じて仲良くなったお母さんたちとカフェに行き、10時過ぎまでのんびりとコーヒーを飲みながらおしゃべりをして過ごします。小学校の近くにも、おいしいカプチーノやラテを淹れるカフェが何件か、朝早くからオープンしています。それぞれ個性的な店構えで、ショーケースやメニューからボリュームたっぷりの朝食をオーダーすることもできます。朝10時を過ぎると、モーニングティーにやってくる会社勤めの人たちで、カフェはますます賑わいます。
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小学校での子どもの行事や、ボランティア活動に参加することもあります。例えば毎週金曜日の学年集会。各クラスが持ち回りで、その週に勉強した内容や取り組んだ活動などを発表しますが、自分の子どものクラスが担当のときは、この集会に参加して拍手を送っています。ボランティア活動にはさまざまなものがありますが、最近では、ソーセージ焼きのお手伝いに行きました。毎週金曜日、子どもたちはランチにソーセージを注文することができます。学校の用務員さんが焼くソーセージをクラスごとの注文数に応じてトレイに仕分けし、それにソーセージを挟むパンとトマトソースを添えるという仕事でしたが、最後に余ったソーセージを分けていただき、子どもたちが大好きなこのソーセージの味を私も楽しむことができました。
さて、家に戻り、簡単な掃除などをしているともうお昼。12時から30分間のテレビニュースを見ながら、ありあわせのものでお昼ごはんを済ませます。
午後は、夕食の下ごしらえをしながら仕事の残りを片付けていると、あっという間にお迎え時間の15時になります。前回、子どもたちの1日でお伝えした通り、放課後は金曜日を除いて毎日習い事があり、徒歩やバスで送り迎えをします。一人で歩いて買い物に行くのは一向に苦ではありませんが、子どもたちの習い事の送り迎えの時は、車があったらな、と思うことがたびたびです。特に、水泳の後に大急ぎで着替えてバス停に走るのは、子どもたちにとっても辛いことに違いありません。それでも先週から夏時間が始まり、日が長くなって一安心です。暗くて寒い冬の間、よくがんばってきたなと思います。
帰宅後は、下ごしらえしておいた夕食を出します。定番メニューはカレー、照り焼きチキン、スモークサーモンと卵の手巻き寿司、マーボ豆腐など和食中心です。たまたま、家から徒歩20分のところに中国人夫婦経営の小さな中華料理レストラン兼豆腐屋があり、ここで新鮮な豆腐が手に入りますし、他にもアジア系の八百屋に行けば、ねぎやしょうがはもちろんのこと、大根、とろろ芋、オクラ、ちんげん菜、ニラ、白菜なども買うことができます。おかげで、日本にいるのと大して変わらない食生活ができることはありがたい限りです。
それでは、続きはまた次回!

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記事を書いた人

飯島小枝

上智大学外国語学部英語学科卒。農水省の現・独立行政法人に勤務後、クイーンズランド大学院日本語通訳翻訳修士課程(MAJIT)を経て、通訳・翻訳エージェントに登録、約10年間、数社のインハウス通翻訳に携わる。2012年5月にフリーランス翻訳者として独立、同時にテンナイン・コミュニケーションの翻訳チェッカーとして稼働。2013年1月末から小学校低学年の子ども2人とニュージーランド滞在中。プロフィール画像は娘さんによる似顔絵。

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