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マリー、虹の橋を渡る

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

2023年3月1日の早朝、マリールイーズが天国に旅立っていきました。1ケ月程前から食欲が落ちてしまい、病院での点滴と食事はシリンジであげていました。亡くなる日は夜よちよちとお散歩をしました。その後シリンジでご飯をあげたのですが、なかなか食べなくて、口の周りが汚れてしまったので、一緒にお風呂に入りました。その後きちんとトイレで用を足して、夜寝る前に体調が悪くなりました。小さい頃は気が強かったので、「スケバンマリー」というあだ名がついていたのですが、その名に恥じないあっぱれな最後でした。

私は先代アンディエルを見送った時、一つだけ後悔していることがありました。

その日旅立つとは思わずに、アンディエルをベットの下のクッションにそのまま寝かしていました。あの時ベットの上で一緒に添い寝すればよかったと、何度も後悔しました。

その日の夜、マリーの峠のような気がしてベットにあげて添い寝しました。

だんだん呼吸が荒くなってきたので、抱き上げて声をかけ続けました。

マリーはあっけなく、そして静かに、澄んだ目で私を見つめながら、痛がる様子もなく旅立っていきました。

今週土曜日にペットの葬儀場で荼毘にふすことになりました。先ほど葬儀屋さんがマリーを引き取りに来てくれました。葬儀まで霊安室に置いていただきます。マリーを乗せた車は、最後に若い時によく一緒にお散歩していた芝公園をぐるりと回ってくれるそうです。

12年と8ケ月、たくさんの癒しと幸せをもらいました。きっと今頃先代アンディエルと虹の橋で再会していると思います。

 

12年間、朝晩のルーティーンとして毎日お散歩していました。

軽井沢やキャンプなど、いろんなところに毎週末一緒にお出かけしていました。

永遠に続くと思っていた幸せな日々は、ある日突然なくなってしまいます。

だからこそ、一日一日を大切に感謝しながら生きていきたいと思っています。

 

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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