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私の原風景
ご無沙汰している間にすっかり季節が巡りました。
この季節、私には紅葉より胸に響く景色があります。
それは陽を浴びて黄金色に輝くすすきです。
週末軽井沢の近くのカフェ巡りの途中で出会った風景です。
強烈な既視感。
記憶の中にいる幼い私は、一面に広がるすすきの原に立っていました。
世界はまるでシャンパンの泡のように黄金色に輝いていました。
かすかな感情の記憶を辿ってみると、どこか不安で、少しだけ恐怖心があって、
泣き出しそうで、その反面、風に揺れるすすきをうっとりと眺めていたような気がします。
そこがどこだったのか?
誰と一緒だったのか?
なぜそこいいたのか?
何も思い出せない。
遠い昔の原風景です。