小諸に「中棚荘」という和風老舗旅館があります。

「小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ」（千曲川旅情の歌）で知られる島崎藤村がこよなく愛した旅館です。この旅館ではりんごの季節になると「初恋りんご風呂」があります。これは島崎藤村の詩集「初恋」がモチーフとなっていて、湯船にたくさんのりんごが浮かんでいます。少年がりんご畑で出会った少女に思いを寄せるという内容の詩だったと記憶しています。昔読んだ詩を思い出しながら、りんごの香りに包まれた温泉は最高に癒されます。

この旅館は「ジオヒルズワイナリー」を運営しており、丘の上のワイナリーは見晴らしが素晴らしく、カフェではベトナム料理が食べられます。今年も10月にまず温泉でお腹を空かし、その後ベトナム料理のランチを食べに行ってきました。夜は満天の星空が見れるということで、次回是非夜に行きたいと思います。

 

ジオヒルズワイナリー
http://giohills.jp/