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明日がある

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

もうすぐ12歳になるアンディエルの抗がん剤治療については時々このブログにも書いていますが、妹のマリールイーズも6月23日に10歳の誕生日を迎えました。フレブルはいかつい外見とは違って体の弱い子が多く、10歳を超えるのがなかなか難しい。10歳の壁を越えたフレブルは尊敬の念を込めて「レジェンドブヒ」と呼ばれ、フレブルオーナーの目指すところです。

アンディの妹として迎えたマリー。我が家にお迎えした時は1.2キロしかなく(今は12キロです)いつまでも小さいままだと思っていたのに、とうとう10歳になりました。最近はアンディの病気のとこで頭がいっぱいで、マリーにはずいぶん寂しい思いをさせてしまったみたいです。お誕生日の日はマリーが大好きなヘッドマッサージをいっぱいやってあげました。

アンディの治療が始まってから今までは何気なくお出かけしていた毎日も、1日、1日貴重な日になりました。ドックカフェにいくだけなのに、今まで何百回もお出かけしたのに、今は心に焼き付けるようにお出かけしています、

考えてみたら人間の人生もあっという間です。それでも「明日がある」と思えるからこそ、生きていけるのです。「明日がある」ことは当たり前のことでなく、実は奇跡のような幸せなのです。アンディやマリーの命を通じて、私自身のあっという間に過ぎ去ったこれまでの時間を通じて、奇跡の連続に感謝し、1日、1日を大切に生きたいと思っています。

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工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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