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命の尊さと飼い主の責任

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

アンディエルの抗がん剤治療は順調に続いています。毎週日曜日が治療日で26週休みなく続きます。毎食大量の薬も処方されます。必然的に海外旅行には行けなくなりましたが、どちらにしてもこの時期の旅行は難しいですね。

 一か月前は白目をむいて揺さぶっても起きなかったアンディですが、体調がなせか復活。あんなに真っ黒だったウンチョスも今朝はとてもきれいな色。最近はドックフードも少し食べてくれるようになり、今朝は牛タンとドックフードを混ぜて完食。治療を一つ乗り越えた感じがします。

 ホッとすると同時に生き物を飼う責任と大変さもひしひしと感じています。治療は時間的にも経済的にもかなりの負担がかかります。しかしそれ以上に大変なのが日々の介護。毎食アンディを抱えてカートの上に乗せてご飯を食べさせているのですが、アンディは14キロ以上あるのですが、昨日は持ち上げた拍子に変に腰を捻ってしまい、ぎっくり腰になりました。お医者様に重いものは持たないように言われていますが、旦那さんがいない時間帯は私が持ち上げるしかなく、とにかく頑張るしかない。何とか腰は1日で治りましたが、昨日は立ち上がるのも辛かったほどです。

 アンディは私にとって神様からいただいた大事な宝物。今まで惜しみない愛を与えてくれたアンディの介護を負担に思ったことは一ミリもないのですが、残された時間をどう一緒に過ごすのか?これからまた厳しい局面が来た時にどう対処すればいいのか?毎日考えています。

 

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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