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時効警察

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

ドラマはほとんど見なくなったのですが、一つだけはまっているドラマがあります。それはテレビ朝日、金曜夜の「時効警察」です。「仕事が忙しくてテレビどころじゃない」という声が聞こえてきそうです。すみません。

昔シナリオの勉強をしていた時、この番組枠の企画書を書かせていただいたことがあり(秒殺で没だったのですが)プロデューサーの方も存じ上げておりますので、つい見入ってしまいます。

このドラマは時効課に勤務している警官、霧山修一朗(オダギリジョー)が、時効になった事件を「趣味」で解決していくという設定です。深夜枠ということもあって、台詞も、キャラクターも際立っています。

霧山警官は趣味で捜査しているので、犯人を突き止めた後、「誰にも言いませんよカード」というのを渡します。そのカードを受け取った犯人の顔はみな複雑です。

現実にもたくさんの悲惨な殺人事件が時効を迎えています。
このドラマは、どこかに今も潜んでいる犯人たちに「時効を迎えても罪は罪」と語りかけているようです。

時効警察はこちら→
http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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