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フィードバックの伝え方

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

ポジティブフィードバックを通訳者・翻訳者にお伝えする時は、本当にコーディネーターをやっていてよかった!と思える瞬間です。自分でも高揚しているのが分かります。本当に自分が褒められたような、そんな気持ちが一日中続きます。

ただ、ネガティブフィードバックを伝えるのは、本当に難しいことです。しかし、私たちコーディネーターはこの経験からいろんなことが学べます。まずこのフィードバックをどのように通訳者・翻訳者の方々に伝えるかということです。本当にこれが正解という方法はないと思います。

クレームはほぼ100%コーディネーターミスであること、そのことを通訳者・翻訳者の方に心からお伝えすること
、その上で、今後の通訳者・翻訳者の方々に成長の機会としてフィードバックは包み隠さずお伝えすること、
また通訳者・翻訳者のその時の仕事の状況も詳しくお伺いすること

このような気持ちでフィードバックしています。

後はそのフィードバックを受けた人が、そのことを止めるだけの力があれば、一回りも二回りも成長できると思います。

何か問題があったとき、それから逃げずに責任を持つ。
コーディネーターにはその心意気が必要です。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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