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ロンドンのブロードバンド事情

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

ロンドンにいる通訳者から聞いた情報です。

テロの犯人も捕まって少し落ち着きを取り戻した様子です。その通訳者は日本から引っ越して、最近ロンドンに移り住みましたが、通信情報はかなり日本より遅れているそうです。

電話の申請から設置されるまで2週間かかり、ブロードバンドをその後追加で申請するそうですが、それもまた2週間もかかったそうです。
ブロードバンドのダウンのスピードは最大で8Mbpsで、日本の4、5年前の状況ではないかということです。韓国はブロードバンドが進んでいて、ソウルに遊びに行ってもいたるところにネットカフェ(PCバン)がありますが、国によって事情が違うのですね。

でもこれだけインターネットが普及して、世の中便利になっているのに、インターネットがなかった時代より何故か忙しく感じるのはなぜでしょうか?

便利になれば便利になるほどスピードが要求されて、ますます忙しさが増す日々な気がします。通訳の資料も私がこの仕事を始めたころは、PPTというソフトはもちろんなく、OHPでした。だからこそ、早く資料が出ていましたが、最近の国際会議ではスピーカーが日本に向かう飛行機の中で資料を作っているので、、、といったケースもあり、資料が前日だったり当日だったり、、、、

そのたびに私たちコーディネータは、会場内を走る、走るということになります。前の日資料が出るのを待って、夜10時ぐらいまでオフィスで待機することもあります。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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