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花を贈るような気持ちで通訳をする

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

誰かに花を贈る時、皆さん何を考えますか?

送る相手の顔や嗜好を思い浮かべ、その人の今の気持ちや、置かれた状況を想像しますよね。そして花を受け取った時、笑顔になってくれればいいなぁと思って、お花を選びますよね。

そういう気持ちで通訳をするのが、とても大切だと思います。

先日お客様より、ある通訳者にこのようなフィードバックが来ました。
あるプロジェクトの立ち上げで、現場での通訳でした。スケジュールが少し遅れており、現場はかなり緊迫していました。

「彼女(通訳者)は本当に素晴らしい。現場で少し離れたところで会話がスタートしても飛んできてくれる。精一杯仕事をして、このプロジェクトを成功させよう!という彼女の気持ちがヒシヒシと伝わってくる」

まさに彼女は「花を贈るような気持ち」で通訳をしているのだと思いました。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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