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学校に通うメリット 通訳編

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

通訳者を目指したい、通訳者になりたいという登録希望者の方に、「通訳学校に行ったほうがいいのか?」という質問をよく受けます。学校に通わずに素晴らしい通訳者になっている方もたくさんいらっしゃいます。ただ学校に通われた方のほうが圧倒的に多いようです。

私は学校に通う、メリットはいくつかあると思います。

まず自分が今どのくらいの英語力があるのか、客観的に知ることができます。入学試験でもそうですが、クラスの中で実際に他のクラスメイトの英語を聞いたり、講師からの指導でウィークポイントや、どうすればスキルアップできるのか具体的なアドバイスを受けることもできるでしょう。

クラスメイトといい関係で刺激しあいながら、スキルアップすることもできると思います。現役の通訳者は「同じクラスで学んだ」ということでプロに転向しても、お互いとてもいい関係でお仕事をされている姿をよく見かけます。

独学より現場に近い環境の中で、より効率的に勉強できます。通訳基礎トレーニング方法を身につけることも重要です。

また通訳学校の講師陣は現役の通訳者または通訳経験者なので、現場の生の声を聞くことができます。

デメリットとして考えられるのは、

時間的拘束がある。
授業料がかかる。

この二つぐらいでしょうか?
仕事が忙しくてなかなか学校に通う時間がないという方も多いと思います。でも時間は作るもの!独学で勉強するより、学校に通ったほうが、結果的に時間節約になると思います。

授業料がかかるのも事実ですが、自分への投資だと思ってください。プロの通訳者になれば、すぐに回収できます。

ハイキャリアでも「通訳学校へ行こう」という特集でいくつかの学校をご紹介しています。学校によって教え方もいろいろだと思いますので、最初はトライアルで授業風景をのぞかれるのもいいと思います。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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