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北京出張レポート

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

すでに6年以上お取引のあるパートナーの会社に訪問しました。この会社の女性社長のことは、かねてよりとても尊敬していました。

まず日本に一度の留学した経験のないのに、完璧な日本語力です。
仕事に対する責任感や、姿勢がとても尊敬できます。

今回はかなり時間があったので、プライベートな話から将来の仕事のことまで、深くお話をする時間が持てました。

彼女は会社を立ち上げた当時、100万文字の原稿を2人で1ヶ月半で翻訳したそうです。私は何度も10万文字の間違いではないのか聞きなおしましたが、100万文字だそうです。仕上がり2000枚以上、絶対に2人では無理な分量です。

最終的には無事に納品は出来たけど、その後体調を崩して入院したそうです。その経験から、ちゃんと会社組織にしようと決心したそうです。

私も起業当初は何でも自分でやろうと思って、本当に不規則な時間の過ごし方をしていました。寝ている時間以外は全部仕事していた時期もあります。でもそんなことをやっても、体が続く訳ないし、体力で続けたとしても、ビジネスが安定して発展できるはずはありません。

彼女の会社の社員ともご挨拶させていただきました。全員とても感じがいいコーディネーターでした。感じがいいだけじゃなく、日本語が堪能で、とても優秀。社長の人柄はその会社の社員を見ればわかると思いますが、まさに素晴らしい方たちばかりでした。

「テンナインのコーディネーションはとても丁寧でいつも勉強になります」と言っていただけました。今年の7月には北京からその会社の社員にテンナインに研修に来てただこうかと思っています。テンナインのスタッフも是非北京のその会社でしばらく働いて欲しい。前向きでどんどん新しいことを取り入れようとする北京の会社のスタッフから、いろんなのものを吸収してほしいと思っています。

巷には社員教育の研修がたくさんありますが、私は外に出て実際に経験したほうが、社員にはより刺激になって勉強になると思っています。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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