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依存と攻撃

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

先日、人事の専門職の方から興味深い話を聞きました。
相手に依存する人は、相手を攻撃しやすい。依存と攻撃は隣り合わせなのだそうです。

依存体質の人は、相手が何かやってくれるだろう。このくらいやってもらっても当然だと考えています。自分はここまでやっているのだから、相手もここまでやってくれて当然自分はこういう権利があるから、相手は権利を認めてくれるはず。

でも相手には相手の立場と相手の考え方があります。

自分の要求が満たされないと「裏切られた」という感情を持ち、相手を責めたり、攻撃したりするそうです。依存と攻撃は紙一重なのだそうです。この話、皆さん、どう思われますか?

相手に依存しない、自分で自立して立っている人は、人間関係も対等です。相手に過度の期待もしないし、相手が期待に応えられなくても「そういうこともある」という風に俯瞰して冷静に判断できます。

これは夫婦関係でも、友人関係、社長と社員、全ての人間関係に言えることかもしれませんね。

個人といて自立して、相手に依存しすぎないこと、これがいい人間関係を保つ、コミュニケーション力を上げる秘訣なのではないでしょうか?

自立して、自分の足で立てるような、そんな人間になりたいと思います。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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