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セキセインコの思い出
今日のお話当番に鳥の話が出て思い出したことがあります。
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http://www.ten-nine.co.jp/hc/staffblog/admin/write.php
私は小学生のころ何匹かセキセイインコを飼ってました。
生まれてすぐに餌付けして育てると、とっても人になつきます。
ひときわかわいがっていたブルーのセキセインコがいて、「ジェット」と名付けてました。
昼間はほとんど部屋で放し飼いしていたのですが、学校から帰ると、その名前の通り、私の肩めがけてものすごい勢いで飛んできてました。
曲がった廊下は急カーブ、ジェット機並みの速さでした。
父親がラーメンを食べていると、必ずよってきて、どんぶりのふちにとまって一緒につついたりします。一度どんぶりの中に落ちて大騒ぎでした。
ある日、「こんなになついてるんだから大丈夫だろう」と父親がジェットを肩に載せて庭に出たことろ、ジェットは空の広さにびっくりして、驚いたように飛び去ってしまったのです。
私は2日間ぐらい、泣きながら鳥かご片手に近くの山を探し回りました。手書きのチラシを自分で書いて配ったり、、、でも結局見つかりませんでした。
生まれてから外の世界を知らないジェットにとって、自分で餌を探して生きるには、自然は厳しすぎます。どこかの家に迷い込んで、そこでかわいがってもらっていることを願っていました。