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「3つの勉強法とアウトプットの5つの方法」

工藤浩美

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先日コンサルティング会社、ローランドベルガーの遠藤会長の講演会を聞きに行きました。タイトルは「「3つの勉強法とアウトプットの5つの方法」です。

コンサルタントの方は本当に激務です。「いったいいつ寝たり、勉強したりするのだろう?」といつも不思議に思っていました。

ここでご紹介いただいた3つの勉強法とは

1.基礎を身につける勉強
ビジネスの原理原則、会計などのルール、そしてマーケティングやストラテジーといったMBA的知識。ドラッカーやマイケルポーターの本を読めということですね。どんな世の中になっても、ビジネスの基本は不変です。

2潮流についていく勉強
鮮度の高い情報を入手し、自分の専門分野以外の勉強もして、ビジネスパーソンとして「引き出し」をたくさん持つこと。私もいろんな勉強会で、家電メーカーや、ウェディング業界、航空業界などのケースタディーをやりました。通訳・翻訳には何も関係がないようで、そんなことないのです。異業種を勉強すると、通訳・翻訳業界に置き換えて参考になったり、気づかされたりするところがたくさんあります。

3.アウトプットを生み出す勉強
例えばプレゼンテーションだったり、本を書くことだったり、勉強のための勉強ではなく、「発信するための勉強」ですね。私も勉強で学んだことは、実際に自分の会社に反映しています。

プロフェッショナルとして、「主観」を磨くために、不断の勉強をしなければならないというお話でした。主観を磨くという言葉にぐぐっときました。

常に決断を求められる、結果だけで判断される、孤独な生き物、それが経営者ですよね。「こういう状況ではこっちに行こう」とか「この場合はこちらを選択しよう」など、勉強によって裏打ちされた揺るぎのない「主観」が必要なんですね。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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