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若くても老師

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

中国語の通訳さんから聞いた話です。中国では先生のことを「老師」と呼ぶそうですが、年齢が若くても先生だったら「老師」と呼ばれるそうです。

少しでも自分を若く見せたいと思っている日本人にとって、「老」という字は、何だかマイナスイメージのほうが強そうです。でも中国では逆なのだそうです。年を取っている=すばらしいという考えです。

どうしてかというと、年を取っている=経験豊で知識が豊富=尊敬できるという考え方だそうです。

さすが数千年前から続く儒教思想が残っている中国ですね。目上の人を敬う気持ちがとっても強いのもわかりますね。

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工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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