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会話の面白さ

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

例えば久々に友達と会う約束をしたとします。
久々に会うから、こんな話もしたいし、あんな話もしたい、
こういうことも聞きたいし、と当日まで期待で胸が膨らみます。

そしていざ会って話し始めると、会話は弾むのですが、最初に「話そう、聞こう」と思っていたことの半分ぐらいしか話せないことが多いのです。

それは会話が思いもよらない方向に流れたり、相手から予想していない話が出て、話題が突然変わったり、右に行ったり、左に行ったり、別れた後「あっ、聞き忘れた!」なんてこともしばしばです。

これが会話の面白さですよね。
まるで筋書きのないドラマのようです。

だからこそ、通訳者の大変さも理解できます。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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