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相手を信じること

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

自宅に帰ってから韓国ドラマを見るのは、
もう趣味を超えて、習慣になってしまいました。

家に帰ると着替えて、顔を洗って、お風呂に入って、さぁ後は寝るだけということろから、毎日1時間だけ録音してあるドラマを見ます。

中々時間が取れないので、いい加減飽きてこないかなと期待しているのですが、次々面白いドラマが放映されるので、次が気になって仕方がありません。

最近みた、ソドンヨという歴史ドラマの中に、考えさせられる台詞がありました。ある暴君が、ソドンヨという主人公に、自分のために働けと命令します。ソドンヨは、殺されることを覚悟で、それを断ります。

「私はあなたに従いません。なぜならあなたは人の自信を喪失させ、無力感を与えるからです。あたなは武器を手に入れることはできても、人を手に入れることはできないでしょう」

私はこの台詞にハッとさせられました。
私が人と係わることで、相手の自信を喪失させるようなことをしていないだろうか?相手の能力を引き出し、自信を与えているだろうか?

自分を省みる、本当に勉強になる言葉でした。

相手に自信を持ってもらうには、ほめればいい訳ではありません。
ただ信じることだと思います。
信じてもらうことは、自分の自信に繋がります。

韓国ドラマには、こうやって人生を教えてもらえるような感動的なシーンが随所に盛り込まれています。だからやめられないのです。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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