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香港旅行ガイド編

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

今日は香港旅行の報告最終版です。
今回の旅行の成功の一番の要因は、ガイドさんでした。

ものすごーく個性的で、あったかくて、一生懸命ガイドしてくれました。

「私の名前はシンです。みんなシンちゃんと呼びます。シンちゃんと呼びます。ハッ」

「シンちゃん、もうガイドの仕事20年やってるよ。20年やってるよ。ハッ、毎日外出てるけど、肌きれい。肌きれい。ハッ!白いでしょう。毎日朝鮮人参のクリーム塗ってるから、肌きれい。ハッ」

なぜか会話と会話の間に「ハッ」という掛け声が入ります。

「おみくじ悪いことが出てもあんまり気にしない。気にしない。ハッ。おみくじ1年だけ、1年だけね。ハッ。また次の年におみくじ引けば大丈夫。人生色々ある、人生色々ね。しんちゃんも、昔おみくじ信じなかった。でも今OKね。OKね。ハッ。仕事で通訳するうちに、信じるようになった。それでしんちゃん結婚できたね。結婚できたよ」

こんな感じで弾丸トーク止まりません。でもよく聞いていると同じことを必ず2回言っているので、話の内容は半分です。いつもバスの移動はお休みタイムなんですが、みんなしんちゃんの話に引き込まれて、誰も寝むっている人はいませんでした。

しんちゃんは2ヶ月お休みなしで仕事をしてるそうです。しんちゃんを見ていて、とにかく前向きに明るく生きることが大切なんだと思いました。

ということで楽しい2泊3日の旅行でした。また仕事がんばります。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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