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鈍感力
今ベストセラーになっている渡辺淳一の「鈍感力」という本を読みました。
マイナスのイメージが強い「鈍感であること」は、実は生きていく上で強い力になるんですよという話です。よく人から「鈍感」だとか「鈍い」と言われ続けている私にとっては、とても勇気が出る話でした。
たとえば会社で上司から叱られたり、なにかいやなことがあってもすぐ忘れて、前向きにすすんでいける人、肉体的にも、よく眠れて、目覚めもよく、なんでも好き嫌いなく食べて消化できる。こういう力こそ、本来の才能を育み、大きく花開かせる原動力になのだそうです。
確かに敏感で神経質、傷つきやすい人は、ストレスフルなこの世の中、生きていくのは大変です。
これって通訳・翻訳者にも言えることです。どんなに才能があっても、実力があっても、万能に仕事ができる人は一握りです。そしてあなたのスキルは、必ず正当に評価される訳ではありません。
それに一つ一つ傷ついていては、身が持ちません。嫌なことがあっても、傷ついても、1晩寝れば立ち直れる!こういう鈍感力は必要ですね。