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通訳者を待つ時間

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

昨日はある通訳さんと非常に大切な話があって、ランチの約束をしていました。午前の仕事が12時過ぎに終わるので、それからランチをしながら話をしようと思っていました。

ただ午前中の仕事が伸びてしまい、なかなか会うことができませんでした。私は午後まだ時間に余裕があったので、喫茶店で別の仕事をしながら待っていました。

私たちコーディネーターは、通訳という仕事が必ずしも予定通りにはいかないことをよく心得ています。突発的に時間が押すこともあります。通訳者がいかに大変な仕事なのか、よく分かっています。だから通訳者を待つのは全然苦になりません。

待っている間、まず通訳者のことを考えます。
「私を待たせているのが気になって、パフォーマンスに影響が出ないか?」それだけが心配です。

でもこれがプライベートとなると全然話が違います。せっかちな性格なので、20分待つのが限界です。自分でも不思議です。

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工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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