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原点に戻る

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

1年、1年、会社経営のプレッシャーは強くなてきます。スポンサーがいる訳でもなく、どこかの企業のグループに属している訳でも、アライアンスを組んでいる訳でもなく、このまま自分の力どこまでで行けるのか?ふと不安になることがあります。

ただ、私には

「怖くなったら辞める」という発想はありません。
「忙しいから辞める」ということもありません。
「状況が変わったら途中で降りる」ということもありません。
上手くいかないことを他人のせいにすることもできません。

ただ自分の信じている道を進むだけ。途中で投げ出せない。

絶対に逃げない覚悟があるんです。

会社で起きる全てのことの大きな責任を背負っていると思っています。

それでもこのままで大丈夫なのか?ふと不安な時は原点に戻るようにしています。

確かに株式会社である以上、利益を確保することは絶対条件です。社員だけでなく、全てのステークホルダーの生活や利益を守るというのは義務だと思います。

ただ本当に大切なのは、利益を追求することではなく、
顧客に価値を提供することだと思うのです。

つい売上や利益に目を奪われてしまうと、競争に巻き込まれて
本当に大切なことを見失ってしまいます。競争の世界は絶対にどこかで歪が出てくんだと思うのです。

常に原点に戻ることにしています。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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