経営者の無知は罪
久しぶりのテンナインヒストリーの投稿です。毎日前ばかり見つめて生きているので、つい昔を振り返ることがなくなってしまい、こちらの投稿も時間が空いてしまいました。また自分のペースで当時のことを思い出しながら綴っていければと思います。
私は現在「5ハンドレットクラブ」という女性経営者の会に所属しています。こちらの会はある大手監査法人が運営している「年商5億円以上の女性経営者の会」です。女性限定なのですが、定期的に集まって情報交換したり、勉強会したり、お食事したりという活動をしています。コロナ禍ではなかなかリアルに集まることは出来なくなってしまいましたが、女性経営者はマイノリティーなので、何かあった時に相談できる、気持ちを共有できるという心のよりどころになっています。メンバーはほとんど創業者で各業界のトップで活躍されている女性経営者の方も多く、とにかくパワフル。中には上場を目指している経営者の方もいらしゃいます。そんな女性経営者の方々も創業時はたくさんの失敗をしています。過去にまるで詐欺のような手口でお金を騙された人も実は多くいます。
独立を目指す人というのは、「自分のお金を自分で稼ぐ」というのが当然なので、世の中まさか「他人が稼いだお金を自分のものにしよう」と考えて近づいてくる人がいるとは、想像もできないことなんです。だからすぐ人を信用してしまう。
私自身も会社経営に関して、何を知らないかもわかっていない、今思い出してもとても怖い状況でした。そして会社に近づいてくる人はいい人ばかりとは限りません。私はある日気づきました。「経営者にとって無知だということは罪だ」ということです。経営者は会社に100%の責任負う訳ですから「知らなかった」ではすまされないのです。内容によっては会社の存続自体が難しくなってしまう。まさに無知は罪なのです。
そこで経営の勉強会にいくつか参加することにしました。ブランディング、ミッションやビジョンの重要性、資本政策や決算書の読み方から人事評価まで、会社経営において大切なことを、山ほど勉強しました。勉強会で得た知識は翌日から会社で実施し、カスタマイズしていきました。そうして今のテンナインが出来上がってきました。