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カナダの冬

ハイキャリア編集部

拝啓!通訳・翻訳者の皆様へ

去年の今頃、わたしは-30度のカナダにいました。

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これくらい寒いと、東京仕様のオシャレコートやライトダウンでは間に合わず、本格的な北国仕様のダウンとスノーブーツが必須です。最初は「そんなに寒いのにどうやって生きていけば・・・」と思っていましたが、室内は日本より暖かく、慣れてしまえば平気です。-15度くらいまでなら、ジョギングしている人や、自転車に乗っている人もいます(車と同じように雪用のタイヤに交換します)。

わたしが滞在したオンタリオ州やケベック州では、夏が短く、12月~4月頃まで雪が降ります。緑がいっせいに芽吹く夏や紅葉の美しさも素晴らしいですが、冬には冬の楽しみがあります。

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カナダの首都、オタワのリドー運河です。北米で最も古い歴史を持ち、世界遺産にも登録されているリドー運河は、冬になると全長7.8キロの屋外スケートリンクに変身します。運河の水が完全に凍り、十分な強度が保たれる真冬の数週間しかオープンしませんが、期間中は24時間無料で滑り放題。マイスケート靴でスイスイ~ッと通勤・通学に利用する地元の人や、アイスホッケーをプレーしながらビュビュンッと滑り抜けていく少年たち、大汗をたらしてヨロヨロ~と進んでいくわたしのような初心者など、大勢の人々で賑わいます。

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こちらはケベック州モントリオールの旧市街にあるスケートリンク。古い建物が美しいです。

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カナダにおいて、犬ぞりは移動や物資の輸送に欠かせない手段でした。今では各地の観光地で気軽に犬ぞりを体験することができます。この写真は、ケベック州のオルレアン島に行ったときのものです。

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犬とわたしと仲間たち。自分で運転(?)します。

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犬たちはこんな感じで出番を待っています。雪の上で少しかわいそうにも思えますが、ハスキーはもともと寒冷地原産で、長距離を走りぬく持久力を持った犬種。トレーナーのお兄さんいわく、「雪の中を走るのが大好き」なんだそう。

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同じくケベック州のアイスホテルです。中も外もすべて氷と雪でできています。

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わたしは見学だけでしたが、実際に宿泊もできます。

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「寒くないの?」と疑問に思われる方が多いと思いますが、当然寒いです。本当に寒い。普通に寒い。完全に寒い! ガイドさんに聞くと「サウナに入って、毛皮にくるまれて寝れば寒くないわよ」と自信たっぷりですが、そんなものでしょうか。中のバーではお酒を楽しめますが、食事や入浴、トイレはホテル内ではできず、併設の施設を利用します。

15分ほどの滞在でしたが、ガチガチに体が冷えてしまい、見学もそこそこに退散しました。宿泊は安くありませんが、半年前から予約でいっぱいだそう。寒さに強い皆さん、来年の冬休みにいかがですか?

ということで、今回はカナダの冬のアクティビティをご紹介しました。日本では、ちょうどさっぽろ雪まつりが開催中ですね。東京では梅も咲き出しましたが、冷えた空気の気持ちよさ、冬晴れの爽やかさをもう少し味わいたいなあと思うこの頃でした。

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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