おかわり
こんにちは。
今週は翻訳部からお送りいたします。
昨年、11月ごろに肺気胸になった時、さすがに筋トレを辞めよう思ったのですが、1ヶ月筋トレをしないだけで気持ちがどんどん落ち込んでいってしまいました。
筋トレの重要性を再認識した私は、手術したばっかりで痺れている大胸筋と共に、前よりも重量を落とした形で筋トレを再開しました。
すると、落ち込んでいた気持ちはスッと消えていきました。
いやぁ、筋トレって本当にいいもんですね。
筋トレというと、切っても切れない関係にあるのが食事です。
筋肉を大きくしたい時、消費カロリーを超えるカロリーを摂取する必要があります。となると、白米、そうお米をたくさん食べないといけないのです。
そして私はおかわり無料のやよい軒に向かいます。
筋トレ直後の腹ペコの私は、お気に入りのから揚げ定食を選択します。
白米をかきこみ、カロリーをチャージしていきます。
から揚げがラスト1つになった時、
白米が底を尽きたのでおかわりコーナーへ向かいます。
ここで、やよい軒に行った方なら分かるのですが、
コロナ前までは、合宿所にあるような、旅館のバイキングで見るような、あるいはもうやんカレーに置いてあるようなドデカイ炊飯ジャーからお好みで盛り付けることが出来ました。
コロナ後は、「おかわりロボ」という機械が登場し、お好みの量(ボタン)を押すと自動で盛り付けられるスタイルに変わりました。
「おかわりロボ」に初対峙する私は、
操作方法や出てくるお米の量を把握せずに、「中盛」のボタンを選択しました。
まず私は「おかわりロボ」から出てくるお米はドンっと、ストーンっとお椀にお米が落ちてくることを想定していました。
けれども想定とは違って、
「おかわりロボ」はウリリウリリイイイアアアという音を立てながら、
精一杯の白米をお椀にボロボロと出すおかわりを実行していました。
すると私の想定した「中盛」以上のお米がお椀に盛り付けられていきます。
慌てた私は「そうだ、もう一度ボタンを押せば止まる?」と思い、
ボタンを押してしまいました。
「おかわりロボ」は止まりませんでした。
パニックになった私は「そうだ、お椀を一旦どければ安全装置とかで止まる??」と思い、ご飯を手の甲に受けながらお椀をどかしました。
「おかわりロボ」は止まりませんでした。
ウリリウリリイイイアアアという音を立てながらお米を出し続ける機械に狼狽えて、すぐにお椀を戻しました。
「おかわりロボ」は止まりませんでした。
きっと重量測定装置がロボにはついていて、私がお椀をあげてしまったばっかりに、「あれ?お米足りてない?」と思ったのか、お米を出すのを続けてしまったのでしょう。
モリモリと盛られていくご飯を眺めながら、棒立ちしていました。
すると、ご飯は漫画でしか見たことが無いような量になりました。
もう、から揚げ1個に対するお米の量ではありません。
ただ、そこはやよい軒、素晴らしいサービスがあります。
おかわりコーナーには出汁と漬物が置かれていて、自由によそうことができます。
から揚げ1個でご飯の上半分を食べた後、
出汁と漬物で雑炊のように白米をかきこんで、何とか完食しました。
想定以上のフードファイトに私の胃袋はパンパンに膨れ上がり、
その後半日は何も食べずに1日が終わりました。
人生で一番ハチャメチャなフードファイトでした。