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本当は違う?スーホの白い馬
翻訳チームです
「スーホの白い馬」という話は、ご存じの方も多いと思います。モンゴルの民話ですが、小学校の国語の教科書にも採用されているほか、児童向け絵本のロングセラーでもあります。
モンゴルの草原で暮らすスーホ少年と白い仔馬の哀しい物語。私もこの物語を小学校で学んだ一人です。
ところが、昨年モンゴルに旅行に行き、現地のガイドさんから「実際はそんな話じゃない」と伺い、びっくりしました。本当は「スーホには遠距離恋愛の恋人がいて、空を飛べる馬で会いにいっていた。でもスーホを好きな別の女性の悪だくみのせいで馬は死に、二人の仲も・・・」というストーリーだそう。悲しい結果には違いないけど、遠距離恋愛+三角関係?ストーカーの嫌がらせ・・・小学生の教材にするにはあんまりな内容。なぜこんなに話が変わったかというのは、1950-60年代の中国(モンゴルは当時中国の支配下)の政治思想によるものだそうです(詳しくはこちらとこちら、よければこちらも)。\
ストーリーはともかく、モンゴルの大草原は圧巻でした。皆さんも機会があれば是非!