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夢の終わり、あるいは。
長年追い続けていた作品が完結した。
私が高校生の時に出会い、オリジナルのアニメだけでなく、小説、漫画、パチンコ、ゲームなど多方面に展開した作品だった。
その全てを体験できたわけではないが、8割ほどは自分で触れることができたのではないかと自負している。
別の作品でも最近完結したものがあった。
あちらは何度も延期を繰り返し、ようやく完結した。
放送当時は視聴していなかったので、先に述べた作品ほどの思い入れは無かった。
だが、どちらも自分の目でみて、結末を自分の心で受け入れることができ、その終わりに立ち会えたことは、それらの内容を越えて感動を得る体験だった。
長く続いている作品には「終わらないのでは?」と思わせる気配がある。
そうこうしているうちに自分がそれに興味を無くしてしまうこともある。
逆に思い出してまた沼にずぶずぶと足を踏み入れることも。
そして、作り手の方々がどうしても、続けたくても、未完となった作品もある。
制作サイドの事情、関係者の社会的信用の失墜、そして作者が亡くなってしまう場合もあった。
どのような形であれ、終わりを見ることができるのはとても幸せで貴重なものなのだ。
新しい作品が毎日生まれて、そして終わっていく。
私は残りの人生でどんな作品に、どれぐらい出会えることができるのだろうか。
私の夢は覚めないままに続いていく。
ただ一つだけ、
某ハンターの漫画だけは、
どうか……。
(翻訳部の誰かの夢)