セダリスさんのこと
みなさま、こんにちは。
最近、お買い物してますか?
私は最近、パウエルズ・ブックス(https://www.powells.com/)のオンラインショップで、本を取り寄せました。
中でもお気に入りは、
David Sedaris – When You Are Engulfed In Flames
デビッド・セダリスというアメリカ人コメディアンのエッセイ。
カバーデザインはちょっと怖そうな感じですが、中身はかなりユーモラスです。
最後の章ではセダリスさんが自身の世界各地での禁煙にまつわる思い出を振り返るのですが、東京に滞在中のセダリスさんは禁煙と日本語の学習でフラストレーションが溜まったのか(笑)、日本の生活で目にする英文が気になって仕方がないご様子。
あるときは、滞在中のホテルの防災のしおりの英文がweirdだ、と突っ込みます。
“When you are engulfed in flames”
「炎に飲み込まれてしまったときは…」…手遅れかもしれません。
またあるときは、包装用の袋に書かれた英文が気になってしまいます。
“Only imflowing you don’t flowing imflowing.”
セダリスさん曰く、「これを見つけたときは頭痛がした」。
※これ、気になって検索したら、可愛い猫ちゃん柄の包装バッグの画像がたくさんヒットしました。もはやミーム?
言語は場所や文化で変化するものなので、あんまり目くじら立てるのも…とはいえ、必要な場面で正しく伝わらないのではもったいないですよね。
翻訳の難しさを、笑いながら考えさせられるエッセイでした。
セダリスさんは他にも語学にまつわるエッセイを出しているので、気になる方はぜひ。
久々に爆笑しながら読書したので、おすすめしてみました。
David Sedaris – Me Talk Pretty One Day
41歳のセダリスさん、ノルマンディーへの移住をきっかけに、フランス語の語学学校での経験(主に失敗談)をひたすらに綴ったエッセイ。ベストセラーになっています。