LET IT BE
皆様、こんにちは。
今週は通訳部からお送りします。
最近は気軽にお出かけができなくなってしまいましたが、おうち時間はどのように過ごされていますでしょうか?
僕はこのステイホーム期間、大好きなビートルズの造詣を深めるべく、「ビートルズ全曲歌詞集」を買いました。
デビューアルバム「Please Please Me」から、ジョン・レノンの没後に発表された「Anthology」まで、ビートルズ全楽曲の歌詞を、当時の貴重な写真と共に楽しめる全集となっています。
曲作りの様子や、日々の彼らの苦悩なども伺い知ることができる、貴重な一冊です。
そんな数ある作品の中で、僕が一番思い入れのある曲は「LET IT BE」です。
讃美歌のような響きで、ある種宗教的な印象を受ける曲ですが、包み込むような優しいメロディーと歌詞は、不思議と前を向く力を与えてくれます。
未曾有の事態が降りかかり、何を信じたらいいのかわからない今だからこそ、悩める私たちをこの曲は救ってくれるような気がします。
せっかくなので、自分なりに、感じたままに歌詞を和訳してみました。
Let It Be
The Beatles
Songwriter(s) Lennon–McCartney
When I find myself in times of trouble, Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, “let it be”
And in my hour of darkness, she is standing right in front of me
Speaking words of wisdom, “let it be”
Let it be, let it be, let it be, let it be
Whisper words of wisdom, let it be
And when the brokenhearted people living in the world agree
There will be an answer, let it be
For though they may be parted, there is still a chance that they will see
There will be an answer, let it be
Let it be, let it be, let it be, let it be
Yeah, there will be an answer, let it be
Let it be, let it be, let it be, let it be
Whisper words of wisdom, let it be
Let it be, let it be, let it be, yeah, let it be
Whisper words of wisdom, let it be
And when the night is cloudy, there is still a light that shines on me
Shine on ‘til tomorrow, let it be
I wake up to the sound of music, Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, “let it be”
Let it be, let it be, let it be, yeah, let it be
Oh there will be an answer, let it be
Let it be, let it be, let it be, yeah, let it be
Whisper words of wisdom, let it be
苦しみのなかで彷徨っているとき
母が僕のもとにやってきて
「そのままでいいんだよ」と、素敵な言葉をかけてくれた
長い暗闇の中でも、母は目の前にあらわれて
僕に言ってくれるんだ、「あるがままでいいんだよ」と
あるがままに なすがままに
そのままで そう囁くんだ
世界中の傷ついたひとたちが
みんなで手をとり合えば 答えはきっと見つかる
たとえ離れ離れになったとしても
いつかまた会えるときがくる
必ず答えはあるから 身をゆだねればいいんだよ
あるがままに なすがままに
必ず答えはあるから
あるがままに なすがままに
そのままで そう囁くんだ
曇り空の夜でも 僕を照らす光がある
明日になるまでずっと照らし続けてくれるんだ
流れる音楽に目を覚ますと
母が僕のもとにやってきて
こう言ってくれる「そのままでいいんだよ」と
あるがままに なすがままに
そう 必ず答えはあるから
あるがままに なすがままに
そのままで そう囁くんだ
50年近く経った今でも、私たちの心を震わせる楽曲を生み出したビートルズは、本当に唯一無二のアーティストなのだと改めて実感します。
まさに今、「Hour of darkness」の中をみんなが彷徨っている時代なのではないでしょうか。
いつかまた、元の日常を取り戻せる日がくるといいですね。