テンナイン翻訳部紹介:翻訳コーディネーターの1日
さて、今回からは翻訳部、そしてテンナインの翻訳コーディネーターのことをご紹介していきたいと思います。通訳コーディネーターとはまた少し違う業務内容にもぜひ注目してください。
翻訳が通訳と異なる点は、翻訳した訳文が長く残るということでしょう。その翻訳物が大事なものであればあるほどミスは許されません。今回はそんな翻訳コーディネーターの仕事や1日の過ごし方をご紹介いたします。
■出社~10:00ごろまで
出社して最初に、翻訳者の方から訳文が届いているか確認します。その後、訳文とともにチェッカーさんにその日のチェックスケジュールをご案内します。翻訳者さんから戻ってきた訳文はそのまま納品されるわけではなく、基本的にはチェッカーと呼ばれるポジションの方に誤りがないか、訳文が不自然ではないかなどをチェックしてもらうのです。
■午前中~16時頃
新しく依頼いただいた案件を翻訳者さんに問い合わせたり、納品する訳文の最終チェックや、レイアウト調整を行ったりします。基本的には1人の担当者がお客様、翻訳者さん両方の調整を行っています。お昼ごろに一度チーム内のデイリーミーティングがあり、そこで何かあればシェアしたり、その日の業務状況を各自報告して業務量が偏ってしまっている場合はそこで分担したりします。
■夕方以降
朝チェッカーさんに送った訳文の多くは、特に時間の指定をしなければ夕方に戻ってきます。チェックされた訳文の中に残された翻訳者さん、チェッカーさんのコメントを確認したり、レイアウトを整えたりといった最終確認を行い、お客様に納品していきます。
翻訳物は長く残ることが多いため、翻訳者さんはそれぞれ得意分野をお持ちです。専門性のある文書であればあるほど、最適な翻訳者さんをアサインする必要があります。お客様から正式な発注をいただいた後、どれだけスピーディーに最適な翻訳者さんを調整できるかということもコーディネーターの腕の見せ所です。
また、日々の案件の他にチーム内で設定された個人プロジェクトなどもあり、業務に余裕があるときはその対応について考えることも。チームビルディングを計画する、翻訳ツールについて調べるなど、新しいことにも取り組んでいます。