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タイトル なにか、わたしにできることは?
著者 ホセ・カンパナーリ
訳者名 寺田真理子
出版社 西村書店

<この本のお勧めポイント>
この世界とかかわることが怖くなってしまったときや、自分にできることが何もないように感じてしまうとき・・・・・・。「他者に関心を向けてその人のために何かをすることで自分が救われていくこと」「重い状況を抜け出すきっかけが、小さなところにもあること」を教えてくれます。そして一歩を踏み出すきっかけを与えてくれる、大人のための絵本です。
深い物語性と、「ラサリーニョ賞」を受賞したシックでおしゃれな絵柄が織り成す世界を味わっていただけたらと思います。

<この本を翻訳したきっかけ>
2008年夏に開催された東京国際ブックフェアで、スペインの出版社ブースで原書に出逢いました。「ぜひこの絵本を日本で紹介したい」と思い、その場で出版社の方に版権が空いていることを確認。「この本、私が翻訳したいから、版権を押さえておいてください。日本で出版してくれるところを、絶対見つけますから!」と交渉し、版元を探しながら翻訳を進めました。

<翻訳中の苦労話>
翻訳書はこれまでにも数冊手がけてきましたが、今回は絵本ならではの翻訳の難しさがありました。たとえば、漢字を多くできないですし、漢字にはルビを振るので、ルビで紙面がごちゃごちゃしないように注意を払う必要があります。訳文と絵とのバランスを考える必要もありますし、読み聞かせたときの音の響きまで考えないといけません。そういう意味では初めて経験することも多かったです。
版元を自分で探すところからスタートし、3年以上かけてようやく世に出すことができた本ですが、震災後の、まさにこの本が求められている世の中に届けることができた不思議を感じています。

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