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タイトル 嘘つきな唇
著者 アリソン・ケント
訳者名 上中京
出版社 ランダムハウス講談社
訳者より
私的な諜報官の組織が、悪のシンジケートと闘う、いわゆる「トラブル・シューターもの」ロマンスです。悪い奴らから世界を救ってくれる強いヒーローが、任務の中で運命の女性にめぐり合うラブストーリーを、仲間同士の信頼や友情、はらはらさせる展開で読ませてくれますが、本作品を際立ったものにしているのは、なんといってもセクシーさで、さらにキャラクターの強烈な魅力が、そのセクシーさを本当に楽しめるものにしています。
 かなりセクシーで官能的なので、担当編集者から「ここまでエロいのを訳せる方は他にいません」と頼まれました。いちばん悩んだのは、表現をどの程度までにするか、です。個人の感覚がかなり異なる分野で、当然、担当編集者の意図に合わせなければいけないので、途中、○○をXXと表現するのはOKですか?とか、すごい単語をメールでやりとりしました。その間、他の産業翻訳もしていたので、たとえば「抗がん剤」と入力したら、最初の部分の変換が......。
 文芸翻訳をしていていちばんうれしいのは、その作品が好きになることで、特に登場人物に共感でき、すてきだな、と思えると仕事もノッてきます。今回のはヒーローがすごくお気に入りだったので、ずいぶん楽しく仕事できました。この続編が、短編ですが4作あり、すべてかっこいいヒーローなので、楽しみです。続編は6月以降に刊行の予定です。
Akkoも読みました・・・!
なんとセクシー! 上中さんから「Akkoさんには刺激が強いかもしれません」との忠告を受けていたにも関わらず、通勤電車の中でこの本を開いた私。自意識過剰気味に周りの視線を気にしながらページをめくること数分、クリスチャンとナターシャのやり取りに赤面しまくりでした。ドキドキするようなストーリー展開と、登場人物の際立った個性。楽しめないわけがありません!上中さんの「こだわり」が随所に散りばめられており、まさに踊るように翻訳したのではないかと想像しています。続編が出たら、書店に走らなければ。
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