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通訳・翻訳者リレーブログ
投稿者:みなみ の記事

3人+1匹の成人式

[2018.01.26]投稿者:みなみ
我が家がニュージーランドに移住したのは、2001年のこと。当時3歳だった娘が20歳になる日のことなんて、なんだか想像できなかったのですが、あっという間にこの日を迎えました。それまで、振袖をどうしようかと考えることは何度かあったのですが、なにしろこちらの1月は真夏。たとえ奮発して夏物の振袖をあつらえたとしても、着る機会はそうそうないと思われます。でも、せっかくだから、着せてやりたい、という母心。

ちなみに私自身は「成人式は行かない、振袖もいらない」派で、アメリカ旅行の費用を出してもらったので、自分の振袖はありません(お茶をしているので、着物は何枚もあるのですが)。しかも母親の振袖は、我が家の娘の七五三のために仕立て直してしまったので、振袖としては着れません。そして娘は、無関心。

さらにちなみに、ニュージーランドでは21歳を盛大に祝います。といっても、自治体は全く関係なく、それぞれの家庭でそれぞれの誕生日のあたりで、友人や親せきを招くのが一般的です。

ということで、どうしたものかと思案していたところ、この間、日本に帰省したときに、ちょうど開催された着物のイベントに行ったら、娘も私も気に入った柄で、しかも寸法がぴったりの振袖があったのです! これはラッキーということで購入して、さらに長じゅばんと飾り結び用の三重ひもを購入して、トランクに入れてえっちら持ってきました。着物って、絹なので、ずっしりと重いのですよ。

それ以外の小物はすべて家にあるものを合わせました。帯にいたっては、以前、ほかの着物などと一緒に送ってもらった時に入っていた母のお古です。古いものなので使う機会がありませんでしたが、振袖と色がぴったりで、しなやかなので、結びやすくて助かりました。

そして、1月始めのある日。着る方も着せる方も汗だくで、いざ着付け。1時間ほどかかって、髪の毛をまとめるところから、着物を着せ、途中に休憩を挟んで、帯をふくら雀にして、娘が自分でメイクをして、髪飾りは庭の花を切って差して、なんとか完成です。

むかーし、学生のころに着付けを習っていた時にふくら雀も練習して、検定試験でもやりましたが、すっかり忘れていたので、検索して、イメージトレーニング。とはいえ、思っていたようにはいかず、振袖の長い袖が思ったより邪魔で、あとから見ると、あれもこれもだめな所がありましたが(その時点では必死で気づかなかった)、まあ、短い間だけなので、なんとか持ってくれました。

夫に加えて、普段は写真嫌いの犬のゆきちゃんまでなんだかうれしそうにニコニコと写真に入ってきて、庭や部屋の中でわいわい言いながら写真を撮って終わり、というとても簡単な「成人式」。暑かったけれど、とっても楽しいひとときでした。

成人式の本来の趣旨とは違うでしょうが、母、大満足。我が家のいい思い出になりました。みんな、付き合ってくれてありがとう。そして、3歳で移住当初は友達から離れ、言葉も通じず、泣いてばかりだったのに、こんなに健やかに成長してくれてありがとう、心からおめでとう。

なぜだか満面の笑みのゆきちゃんと一緒に。
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良いお年をお迎えください

[2017.12.27]投稿者:みなみ
11月下旬から3週間ほど日本に帰省して、家族や友人と楽しい時間を過ごし、おいしいものをあれこれ食べ、美しいものをあれこれ鑑賞して、日本を満喫しておりました。

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京都で紅葉を満喫。

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新幹線の車窓から。こんななんでもない、日本らしい風景が心にしみます。

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12月16日にオークランドに戻ってきた当日に、夫とポール・マッカートニーのコンサートに行きました。

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クリスマスのアレンジメントは、庭の植物たちを使って。

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12月26日は、「Boxing Day」という祝日で、ショッピングセンターはセールでにぎわいます。

さらに、日本での会社員時代の同期がご子息の留学に合わせて遊びに来てくれたりして、あっという間に今日になりました。

この12月で私は50歳を迎えました。半世紀も生きていると、体のあちこちにガタが来ているのをひしひしと感じます。でも、まだまだこれから、一日一日を大切にしながら、一生懸命働き、好きなことに熱中して、新しいことに挑戦して、感謝の心を持って、楽しく過ごしていきたいと思います。

皆さま、どうか、良いお年をお迎えくださいませ。

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晴天のオークランドより


Rose-mber

[2017.11.27]投稿者:みなみ
ニュージーランドの11月は、バラの季節でもあります。なので、Novemberは、Rosember。

我が家の庭でもあちこちで咲き誇り、いい香りに包まれています。まあ、花に興味がない人にとっては、花びらが散ってごみになる迷惑なだけのものですが、私にとっては、庭を眺めては幸せな気持ちにひたることができる時期です。

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先週から日本に帰省しており、上の写真は出発日の朝に撮影したもの。自分の庭が一番華やかな時期を置き去りにしてしまっている感がしないでもないですが、日本の家族や友人たちとの大切な時間を楽しんでいます。



選挙

[2017.10.23]投稿者:みなみ
NZでも先月に総選挙があり、紆余曲折の末、政権が交代しました。新しい首相は、37歳のJacinda Ardernさんです。

数カ月前に野党であったLabour Party(労働党)の党首になったかと思ったら、あれよあれよという間に人気を集め、選挙では第一党にはなれなかったものの、ほかの党と組んで、過半数を獲得しました。この過程が数週間かかり、どうなることかと注目されていました。

大学生の娘が高校に通っていたころ、朝食会(NZの高校では、生徒や保護者向けにこういうイベントが定期的に企画される)のゲストに招かれたそうです。娘の言うことなので定かではありませんが、「あのころはー、なんかー、アシスタントやっているー、って言ってたよー」とのこと。今回、顔を見て、「なんか見たことある人だー」と思い出したそうです。

Labourの前党首が発言といい、行動という、なんだか反感しか招かないような行けてない人だった、という印象で、Labourは今度の選挙もだめだろう、という見方が主力だったように思います。ところが、Jacindaさんが党首になってから、みるみるうちにリーダーシップを発揮して、党としての存在が高まってきました。そして、「ひょっとしたら、行くかも」と言っているうちに、本当に首相になってしまいました(実際の選挙では、与党であったNational Party(国民党)に負けたわけですが)。

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Radio New Zealandサイトより

笑顔が素敵な方です。私個人としては、Labourの施策には賛成できないのですが、NZの代表者としての活躍を期待しています。

そして、今日、Neighbourlyという電子版回覧板みたいなネット掲示板に、アフリカからの移民の女性のポストがあって、はっとしました。その方は、自分の母国での初めての選挙の思い出を書き込んでいました。選挙では野党が圧倒的に票を集めたのに、その選挙はなかったことになり、軍事力で与党が抑え込んでしまったそうです。彼女が仕事中に軍隊が街を制覇し、一週間後には大勢の友人や親せきが亡くなっていたことが分かったとのこと。

そのポストの最後に「You might feel it's something simple having this kind of democracy as you have it or experience it from childhood but believe me when I say YOU ARE THE LUCKY ONES TO EXPERIENCE THIS IN THIS WORLD.」とありました。

ちなみにNZでは、私にようなNZ国籍がない移民にも条件を満たせば選挙権があります(被選挙権はさすがにない)。本当にそうだ、この権利を大切にしなければ、と改めて思いました。こういう気持ちを表現する時、英語の「appreciate」がぴったり来るように思います。


Daylight Saving

[2017.09.25]投稿者:みなみ
今年もはや残すところ、3カ月とちょっととなりました。ニュージーランドは今週から、Daylight Saving、夏時間に入りました。日曜日午前2時に1時間進むので、翌朝に家の時計を1時間進めます。携帯やコンピューターは自動で切り替わりますが、壁時計、炊飯器、パン焼き機などをいじる必要があります。

ちなみにコンピューターなどの時間表示は、2時になると、見守るまもなくひょいと3時に変わります(実際、見守ってみたことあり)。さらに、秋になって1時間遅れる時は、ひょいと1時間戻ります。ちょっとしたタイムスリップ気分が味わえます。

たかが1時間の違いなのですが、不思議なことに、切り替え初日の日曜日は、毎年、なんだか妙にあっという間に過ぎてしまいます。特に昨日のように寝坊をしてしまうと、9時に起きたつもりがもう10時。のんびり朝ごはんを食べて、洗濯物を干して、なんてしていると、たちまちお昼。ガーデンセンターに行ったり、犬の散歩に行ったり、庭の色づき始めたビワの実の袋掛けをしているうちにもう6時。でも、まだ明るいので、油断しているとつい夕食の準備が遅くなってしまいます。なにしろ前日までは、6時だったらもう薄暗かったのですから。

でもこのあわただしさが不思議であると共に、「ああ、今年も夏がやってくる」という心弾む気分を盛り上げます。ニュージーランドの夏は、本当に心地良く、さわやかで、大好きな季節です。ただし、紫外線にはご注意。

毎年、ここまで来るのも早いですが(年齢と共に加速化している感あり)、ここからがさらに早い。あ、と思うまもなく、クリスマスがやってきます。気を引き締めて、一日一日、落ち着いて、ていねいに一つひとつの仕事をこなし、ゆったりと楽しく過ごしたいものです(と言い聞かせる)。

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我が家の庭では、アイリスが次々と咲き出しています。


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ウサギの耳みたいなラベンダーも、いつの間にかわらわらと咲き始めました。

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ネクタリンのかわいい花が次々と咲き始めました。去年は二つほどしか実がなりませんでしたが、今年はどうでしょうか?



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プロフィール

すーじー

すーじー
1998年春、研究留学する夫に同行して渡米。大の苦手だった英語をイチから学びなおすことに。現在はシカゴ在住のフリーランス英日翻訳者として、マーケティングから金融・経済まで幅広い分野のビジネス案件にたずさわる。最近、興味があるのは、DIYと健康になること。[2016年1月start!]

いぬ

いぬ
幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。[2008.4.1 start!]

アース

アース
田舎の翻訳者。外国留学・在留経験ナシ。都会生まれの都会育ちだが、現在はド田舎暮らしで、ネットのありがたさにすがって生きる日々。何でも楽しめる性格で、特に生き物と地球と宇宙が大好き。でも翻訳分野はなぜか金融・ビジネス(英語・西語)。宇宙旅行の資金を貯めるため、仕事の効率化(と単価アップ?!)を模索中。[2015年12月終了]

ぺこたん

ぺこたん
高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。[2007.6.1 start!]

みなみ

みなみ
英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。[2007.5.1 start!!]

さるるん@ロシア

さるるん@ロシア
米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。[2013年7月終了]

トナカイ

トナカイ
フィンランド・ヘルシンキ在住の多言語通訳・翻訳者。日本で金融機関に勤務の後、ヨーロッパへ。留学中に大学講師を務め、フィンランド移住後は芸術団体インターンなどを経て現在にいたる。2児の母。[2010年10月終了]

昼顔

昼顔
外資系金融、在ジュネーブ日本政府代表部での勤務を経て、外務省職員として採用。帰国後は民間企業にてインハウス通訳者としてキャリアを積み、現在は日英仏フリーランス通訳者として活躍中。昨年秋からはNYに拠点を移す。趣味は数年前から再び始めたバレエと映画鑑賞と美味しいモノの食べ歩き。[2010年3月終了]

フレッヒ

フレッヒ
高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。[2009年2月終了]

パンの笛

パンの笛
幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。[2008年4月終了]

かの

かの
幼少期を海外で過ごす。大学時代から通訳学校へ通い始め、海外留学を経て、フリーランス通訳デビュー。現在は放送通訳をメインに会議通訳・翻訳者として幅広い分野で活躍中。片付け大好きな2児の母。[2008年3月終了]

まめの木

まめの木
ドイツ留学後、紆余曲折を経て通翻訳者に。仕事はエンターテインメント・芸術分野から自動車・機械系までと幅広い。色々なものになりたかった、という幼少期の夢を通訳者という仕事を通じてひそかに果たしている。取柄は元気と笑顔。[2007年11月終了]

the apple of my eye

the apple of my eye
日本・米国にて商社勤務後、英国滞在中に翻訳者としての活動を開始。現在は、在宅翻訳者として多忙な日々を送る傍ら、出版翻訳コンテスト選定業務も手がけている。子育てにも奮闘中![2007年5月終了]

仙人

仙人
大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」[2007年4月終了]

ガットパルド(gattopardo)

ガットパルド(gattopardo)
伊・仏・英語通翻訳、ナレーション、講師など、幅広い分野において活動中のパワフルウーマン。著書も多数。毎年バカンスはヨーロッパで![2006年8月終了]

Hubbub from the Hub

Hubbub from the Hub
幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。[2006年8月終了]

雛


大学在学中に通訳デビュー。外資系企業勤務を経て、フリーランス通訳者に。会議はもちろん、音楽、舞台、映画などの分野でもひっぱりだこ。クライアントからの指名率も高い。[2005.11月末終了]

とと

とと
大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。[2005.11月末終了]

背番号8

背番号8
イギリスに長期留学後、インハウス通訳者として数社に勤務。現在は、フリーランス通翻訳者として活躍中。若手通訳有望株の一人![2005.11月末終了]