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通訳者にになるには

 テレビでは日々世界のニュースがリアルタイムで飛び込んできて、世界の動きはすぐに私たちの生活にまで影響を及ぼすようになりました。こういった国際時代を支えるのがコミュニケーターである通訳者です。通訳者の活躍の場は広がっていますが、多くの人々にとって通訳という仕事は実態のよく分からない職業のようです。

 ハイキャリアでは自分の夢に向かって一歩踏み出そうとしている人を応援しています。こちらのコンテンツではプロの通訳者を目指している方からいただく質問を集めてみました。実際にプロの通訳者と長年一緒に仕事をしている通訳コーディネーターが、皆様の質問にお答えします。

英語が得意なのですが通訳の仕事をすぐに始められますか?

 通訳の仕事をするには高い語学力は不可欠です。ただし語学が出来るからといってすぐに通訳が出来る訳ではありません。例えば自分の思っていることや意見を英語で表現することと、第三者の発言を漏れなく聞きとって他の言葉に置き換えて再表現するのは違ったスキルが要求されます。語学力+通訳技術を習得する必要があります。

通訳の仕事を得るためには、どのようにしたらいいでしょうか?

 一般的には通訳エージェント(通訳会社)に登録して仕事の紹介を受けることです。通訳エージェントでは登録の際スキルチェックが行われます。そこでご自分の力に合った仕事を紹介されます。

 また通訳者は友人や知人、以前勤めていた会社から直接個人を仕事を受けることもあります。日ごろから人脈作りはとても大切です。エージェント経由でも直接受ける場合でも、一つ一つの仕事を大切にし、お客様より「次回も是非あなたにお願いしたい」とリクエストをいただくことが肝心です。

通訳エージェントに登録する際に気を付けることはありますか?

 まず面接時間には遅れないように余裕を持って出かけましょう。面接で遅刻してしまう人は、実際の通訳現場にも遅刻するのではないかと判断されマイナスポイントになります。また登録する際には、コーディネーターに自分の得意分野や今後の進みたい方向性などをはっきりと伝えましょう。

私たちテンナインでは面接の際その方の得意分野や興味のある分野をお伺いし、また将来どのような通訳者になりたいのか、その方の目指す通訳像をお伺いしております。目的やビジョンがしっかり描けている人には、私たちコーディネーターもビジョンに沿ったお仕事をご紹介することが出来ます。

なぜ通訳者は女性が多いのでしょうか?

 通訳という仕事は男女の差別がほとんどない職業です。男女雇用機会均等法が整備される以前、企業では女性の活躍できる場が限られていたということもあり、能力だけで評価される通訳業界に優秀な女性が多く進出してきました。
また女性は出産や育児など、どうしても男性より負担を強いられる時期があります。通訳は自由業であり、働く時間や働き方をその都度柔軟に変更することができます。通訳エージェントに稼働可能な時間などを事前にお伝えいただくことによって、その範囲内で仕事をすることもできます。

 また男性より女性のほうが多い理由として、通訳はトレーニングの時期も長く、その期間はどうしても収入が安定しないということも原因の一つだと思います。ただ今は企業に属していても生活が安定するという保証はない時代なので、男性の方にも通訳という専門職を目指していただきたいと思います。

未経験なのでなかなか依頼がいただけません。どうしたらいいでしょうか?

 通訳の仕事は非常に専門性が高いのでお客さまも通訳者の過去の経験や実績を重視されます。特にフリーランスの場合は未経験ですぐに仕事を得るのは難しいと思います。キャリアアップ法の一つとして、企業に常駐の通訳者といて経験を積む方法もあります。企業内通訳者としていつくかの分野を経験し、フリーランスで独立された方も多くいらっしゃいます。

また通訳学校からの紹介や、国際会議の語学スタッフやアテンドなどからスタートするのがいいと思います。通訳者同士の人脈も大切です。先輩通訳者から仕事を紹介してもらうことも多いようです。

通訳学校に通ったほうがいいでしょうか?

 実際に独学だけで通訳者になった方もいらっしゃいますが、多くの方が通訳学校に通って専門的な通訳トレーニングを学んでいらっしゃいます。独学より学校で学んだほうが効率的に学べるからです。ただ通訳学校に行けば必ず通訳になれる訳ではありません。通訳学校はあくまでも勉強のノウハウが学べるところです。学校の課題に積極的に取り組み、授業以外の時間でも継続的にトレーニングを行うことが必要です。

通訳者に資格は必要でしょうか?

 英語力の目安として英検やTOEICがありますが、こういった資格はあくまでも目安で仕事に有利になることはありません。通訳の仕事は実力主義。実力さえあれば、資格や年齢は関係なく活躍することが出来ます。

兼業は可能でしょうか?

 通訳の仕事は平日の昼間の時間の依頼が多いので、フルタイムの正社員と兼業するのはかなり難しいと思います。ただ翻訳と兼業したり、学校の講師などと兼業している方もいらっしゃいます。通訳者は一旦お引き受けした仕事は必ず最後まで責任を持ってやり遂げなければなりませんので、他の仕事との調整で仕事が受けられなくなるということがないようにしましょう。何度か一旦受けた仕事を断っていると、お客様の信頼を失い、次の仕事は依頼されなくなってしまいます。

フリーランスとして生活管理で必要なことはありますか?

 スケジュール管理をしっかり行ってください。日にちを間違ってしまったり、ダブルブッキングで同じ時間帯に2つの仕事を受けてしまったなんてことが絶対にないようにしてください。また個人事業主になりますので、確定申告が必要になります。日ごろから収入と支出の記録をきちんとエクセルなどでまとめておきましょう。

通訳者になるために語学力以外の資質は?

 通訳はサービス業なので礼儀やマナー、企業の一員としてのモラルや使命感がある通訳者はご指名をいだきます。またチャレンジ精神を持って幅広く挑戦すること、継続的に勉強すること、そしてこれは通訳の仕事に限ったことではないかもしれませんが「あきらめない」という強い精神力が必要です。

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